我が家へどうぞ

決して広くはありませんが、「住む人」と「創る人」の思いが入った我が家へお出かけください。
展示場やショールームではありませんが、住み心地や使い勝手など参考になるところもあると思います。。

「パティオでつなぐ家」

木造住宅でありながら、S造やRC造と同じように構造計算して構造強度が確認できるというSE構法はプロの目からみて魅力的な構造であった。
地盤があまりよいところではなく、どの工法を採用しても杭を打たなければならないという調査結果が出たので1FをRC造にして2・3FをSE構法による木造住宅にすることに決定する。
39坪の土地に駐車スペースを2台分取り、有効に利用するには3階建てにするしか方法が見当たらず、日照も確保するという欲張りな要望を満たすために中庭(パティオ)を中心にリビングとダイニングをつなぐというちょっと大胆な手法を取り入れた。


南道路の敷地だが、周囲には建物がない。開放的な家にしたいのだが、このままでは外から丸見えの家になってしまい落着かない家になる事は言うまでもない。
考えに考えた末、パティオ(中庭)を中心に 『 内に開いて外に閉じる 』 ということにする。
3坪(約10u)ながらの小さな空間だが、これがなんとも心地よい。パティオのおかげで北側のダイニングキッチンには日が入り、一日中明るい。
さらに、パティオを介してダイニングキッチンから南側のリビングまで視線が抜けるため、2階全体につながりが感じられる。(妻の声もよくとおる)
ちなみに、家具も(ダイニングの椅子など一部を除いて)全て自分で大きさ、高さ、バランスなどを計算してデザインを決め、職人につくってもらった。

寒さを意識しない温風床暖房システム(CCFシステム)

そもそも、SE構法を手がける事になったきっかけは、独自に開発した温風床暖房システム(CCFシステム)を効率的にするためにお誂え向きの工法だったからである。
このシステムは、床下に温風ダクトを配管し、暖められた空気を床下に循環させ、床吹出口から室内へ送り込むことによって床暖房+居住空間全体をここちよく暖めるというもの。 
暖気の循環を妨げる土台などを床下に敷きたくないので、どんな工法がいいかコスト面も含めてあれこれ検討していた時、SE構法に出合った。CCFシステムは、SE構法を組み合わせて用いることによって、いっそう有効に機能すると確信した。
暖かいというよりも家事などをしていて寒さを意識することがなくなった、と寒がりの妻は言う。それと、肌も乾燥しなくなったと・・・。
実はこれがCCFシステムの大いに自慢できる部分だと思っているし、本当に暖かい。
もう一つ、SE構法のよさを実感させてくれるものが3階にある、ロフト付き子供部屋。天井高が約3.7mである。木造住宅ながら、天井高さ4.5m、最高の高さ15mまで建築可能な α−SE構法ならではの空間構成である。木造住宅なのにちっとも木造住宅らしくないと感じる。

狭くてもゆとりと広がりを感じる設計


2階のパティオは予想以上の効果があった。6畳そこそこの空間であるが、これで家の広さと奥行きがぜんぜん違ってくるのを実感することが出来る。
視線が部屋を飛び超えて真っすぐ延びたり、空間のつながりが感じられたり、あるいは外でありながら内にいるような気分を味わえる場所があったり・・・。それが、この家の最大のポイントといえるのかもしれない。

2階の外側に巡らせた木の桟は、表からの視線を遮るが、光や風は通す。どの部屋も日当たりがいいのに加え、廊下や階段なども暗くないし、暖かいのがなによりである。
敷地面積だけで考えると、ここは大きいとはいえない。でも、実際の空間以上にゆとりと広がりを感じられるようなつくりに大満足である。(自画自賛)

家は「創る」もの

家は「創る」ものだと感じるようになった。「買う」のでもなく「建てる」のでもない。「創る」のだ。
この「創る」という作業はとても大変なことであるが、同時にとても楽しいことでもある。何もないところからはじめるのだ。あるのは、「創る人の思い」だけである。いろいろな情報を集め、あれこれ考え、迷い、決めて、また迷う。この繰り返し。
最後に出てくるのが予算。これがけっこう厄介者だ。ありそうでない。あるけど足りない。どうするか・・・?
自分の想いを全て入れる。あれもこれも全部である。そこからスタートすると、とても楽しいし、なんだかワクワクしてくる。
計画案が出来上がるとわくわくはピークになる・・・同時に少し不安になる。
しかし・・・ここからが本当の「家創り」である。どうやったら実現できるのか最大限の知恵を絞る。、そうすると「家創り」がとても楽しくなるし、結構出来てしまうものなのである。
「家を創りたい」という方とこの方法で一緒に知恵を絞るのは、とても楽しいし、お互いの満足度が非常に高くなる。


        『 家 は 創 る も の 』  だと感じる

 
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